サステナ 英語レッスン

サステナ英語って何?

17のゴールとは

Promising Wooden Straws

ストローがきっかけで 変わる世界

働きがいも経済成長も 気候変動に具体的な対策を 陸の豊かさも守ろう

LESSON
POINT
1

SDGsのあらゆる要素はつながっている

番組中のキーワード 原因の一つになる/contribute

森の木は、大気中の二酸化炭素を吸収して環境保全に役立っています。しかし、間伐(木を切って、まばらにすること)して森を管理していないと、壊滅的な災害が起こる可能性があるのです。

西日本豪雨を取材した際、甚大な被害をもたらした大きな要因の一つに、適切な森林管理が行われていなかったことがわかった
⇒I learned the lack of proper forest management
 contributed to the devastating, torrential rainstorm in 2018.
*lack(不足/ラク)、proper(適切な/プラパァ)、forest(森林/フォリストゥ)、contribute(原因の一つになる/コントゥリビュートゥ)、devastating(壊滅的な/デヴァステイティング)、torrential(土砂降りの/トレンシャル)、rainstorm(暴風雨/レインストーム)

今回のキーワードcontributeは、「貢献する」という意味で知られ、「良い結果をもたらすこと」だと思いがちですが、実は反対の場合もあります。
語源は、con(一緒に)+ tribute(与える)で、「みんなと協力して何かに寄与する」ということから「貢献する」、「提供する」、「寄付する」という訳があてられるようになりました。本来は、「原因の一つになること」を意味し、悪い結果の原因となる場合にも用いられます。悪い結果になる場合もcontributeが使えるのに、「貢献する」という意味で覚えると語感がずれてしまうので注意して下さいね。
*The emission of CO2 has contributed to global warming.(二酸化炭素の排出が地球温暖化の一因である)

間伐をしていない森は、太陽光が遮られ二酸化炭素の吸収力が低下します。そして木も弱くなり、やせた山になります。そんな山は水はけが悪く、雨が降ると地滑りや土砂崩れが起きやすくなる危険性があります。

間伐するコストの問題で多くの民有林が放置されている現状をなんとかしたいと、主人公は間伐材を買い取り「木のストロー」を作ることを発案しました。ストローは障がい者たちの手作業で作られ、脱プラスチックごみにも貢献しています。
さらにはストロー作りが小学校の課外授業にも取り入れられ、子供たちの環境意識にも影響を与えました。

切られた木から作られたストローが世の中を循環していることを評し、主人公はこう言っています。
この木のストローを手にとった方々に地球環境の問題や自然災害、あらゆる社会問題について、考えるきっかけになればと願っています
⇒I hope that this wooden straw makes people think about
 the environment, natural disasters and all other social problems.

SDGsを進めるそれぞれの要素は、実は相互に関係していることがよく分かります。

LESSON
POINT
2

事実にプラスアルファーして訳す

翻訳の肝

薄くスライスされた間伐材をストローにするのは、障がい者の方々です。ナレーションではこう説明していました。

障がい者の作業所に委託して一本ずつ手作業で筒状にします
そのまま訳すと、People with disabilities coil each straw by hand at their factory.
しかし、これでは、ただ障がい者がcoilしているという事実のみを表しています。番組が言いたかった「ストローがきっかけで世界が変わっていく」ことを表現するために、こう意訳しました。
⇒Coiling each straw owes a great deal to people with disabilities.
*coil(丸める/コイル)、owe(~のおかげである、恩を受けている/オゥ)、a great deal(大いに/ア・グレイトゥ・ディール)

この訳だと、「木のストローが世の中に出たことで、障がい者も活躍している社会になった」というニュアンスが出ています。

今回の話だけを取りあげてみても、減災、脱プラスチック、障がい者雇用・自立支援、持続可能な開発のための教育などSDGsのいろいろなことが含まれているよね。17のゴールは、小さなひとつの解決がきっかけで、次から次へと相互にcontributeしていくような関係だということだよ。すべてのゴールを意識することで、新しいアイデアが生まれたり、新しいビジネスが立ち上がることになるんじゃないかな。

サステナティーチャーサステナティーチャー

サステナティーチャー

フジテレビで5年間、LA駐在を経験。現在「フューチャーランナーズ」の英語校正を担当。エンタメを利用して英語を学ぼうと、洋楽のバンド活動にいそしむ。

ガチャピンとムックガチャピンとムック

(C)ガチャムク

森が土砂崩れを防いでくれるためには、木が生えすぎていてもダメなんだね。知らなかったよ。いろいろなことがつながっていることもよ~くわかったよ。そして、自分でもできる目の前のことを、やればやるだけSDGsに貢献できるんだね。

LESSON
POINT
3

発音しよう

  • ・Contribute
  • ・The lack of proper forest management contributed to the natural disaster.
  • (自然災害をもたらたした原因の一つは、適切な森林管理がなされていなかったことだ)
鈴木 唯

鈴木 唯

フジテレビアナウンサー
早稲田大学国際教養学部卒業。中高はオール英語のコースを選択し、米国ワシントン大学への留学経験あり。
モットーは「やらない後悔よりやる後悔」。
英語好きを仕事に生かし、ハリウッドセレブや海外アスリートの取材を担当している。大好きなレオナルド・ディカプリオもインタビュー済み。実はゲーム好き。

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