サステナ 英語レッスン

サステナ英語って何?

17のゴールとは

Athletes in Action

自分らしさを認め合う社会に

ジェンダー平等を実現しよう

LESSON
POINT
1

コトバの中の多様性

番組中のキーワード 固定概念/stereotype

番組では、日本の現役プロスポーツ選手として初めて同性のパートナーがいることを発表したサッカー選手を取りあげました。
冒頭、選手はこう話しています。
女性スポーツ界のアスリートってこうだよねって決めつけで与えられるものが多かったりすると思っていて、排除されてしまうアスリートがいると思うんですね
⇒In Japan, there's a certain stereotype image of female athletes and some of us don't fit in.
「日本では女性アスリートに対して特定の固定概念が存在していて、一部の人たちはそれに当てはまらない」という意味に英訳しています。

「~ってこうだよねって決めつけ」という言葉にa certain stereotype imageを使っています。
stereotype (固定概念/ステレオタイプ) は、日本語でも先入観や思い込み、固定概念を指す時にカタカナで使いますよね。
番組では「女性だから」という理由で服装や髪型、言葉遣いなどを指導されてきた「生きづらさ」にも言及しています。
女性らしいだけが女性アスリートではないし、もっと自分らしくいてもいいんだよって
⇒Femininity shouldn't be our only alternative. You can be yourself.
*femininity (女性らしさ/フェミニニティ)、alternative (取って代わるもの/オールターナティヴ)
「女性らしさだけが自分たちを表わすものになってはいけない。自分らしくいればいい」という意味の英訳です。

SDGsの5番目の目標は「ジェンダー平等を実現しよう」です。
一部の英単語では、従来の表現よりジェンダーを意識した表現を使うことが多くなってきています。
特に職業を表わす英単語で男性名詞、女性名詞があるものや、「人」を表わすのにmanが使われている英単語が顕著です。 “gendered language” (性区別のある言葉/ジェンダドゥ・ラングウェジ) を、“gender-neutral language” (性に中立的な言葉/ジェンダァ・ニュトラル・ラングウェジ)や “gender-inclusive language” (すべての性を含む言葉/ジェンダァ・インクルースィヴ・ラングウェジ)に置き替えるようになりました。

例としてはこういうものがあります。
*警察官 policeman、policewoman ⇒ police officer
*営業/販売員 salesman、saleswoman ⇒ salesperson/sales associate
*消防士 fireman、firewoman ⇒ firefighter

相手がどう呼ばれたいか、その気持ちに沿う事が大切ですが、彼氏・彼女を意味するboyfriend/girlfriendも性を二分にするという意味でpartnerが好ましいとされる場合もあります。

言葉は時代と共に変わります。英語のhe/sheやMr./Ms.にも代替えとする言葉が生まれてきています。
コミュニティや個人差もあるので、どれが正解だとは言えないです。でも、それも多様性。相手の立場で考え、受け入れることがこれからますます大事になってきます。

LESSON
POINT
2

セクシャリティの多様性

翻訳の肝

ナレーションでこういうのがありました。
去年2月、国内の現役アスリートとして初めて同性のパートナーがいることを公表し、大きな反響を呼びました
字数制限があるということもありますが、ここでは意訳して下記のように字幕をつけています。
⇒Last February, she publicly came out as LGBT.
*publicly(公に、公の場で/パブリクリィ)、come out(公言する、カミングアウトする/カム・アウトゥ)

LGBTは、lesbian (女性同性愛者)、gay (同性愛者)、bisexual (両性愛者)、transgender (性別越境者、性別違和者) の頭文字で、sexual minority (性的少数者/セクシュアル・マイノーラティ) の総称として使われています。
女性同性愛者の中には、自分のことをレズビアンではなくゲイと認識している人もいます。個人の「性の認識」について第三者が決めつけて表現することを避けるために、字幕ではあえて、「同性のパートナーがいる」ことの英訳にコミュニティの総称である“LGBT”を使っています。

LGBTの人たちの中には、その4つに当てはまらないと感じる人もいることを知っておくことも大切です。
LGBTの認知度が上がるにつれ、性的少数者はこの4つのどれかに当てはまる、という「ステレオタイプ」が出てきました。
それに対処するために、できた言葉がLGBTQLGBTQIA+です。
Q : 2つの意味があります。
1 questioning=自分の性が定まっていない、または意図的に決めていない人
2 queer=元々は奇妙な・変わり者という意味ですが、あえて使うことで異常な事ではないという肯定的な意味を表しています。
I : intersex=男性・女性の典型的な定義に当てはまらない身体構造を持っている人
A : asexual=誰に対しても恋愛感情や性的欲求を抱かない人
+ : 上記にも当てはまらない人

海外では、性自認や性的指向に関して、これらの言葉以外にも多くの言い方が生まれています。多様性がある世界に私たちは生きていることを認識しておきましょう。

Stereotypeというもの自体には肯定的・否定的両方の考えが含まれるけど、その枠に当てはまらないからといって偏見につながったり、疎外感を味わうようなことが出てくることもあるよね。ジェンダー平等を実現するためにも色々な事を知って理解を深めよう。

サステナティーチャーサステナティーチャー

サステナティーチャー

フジテレビで5年間、LA駐在を経験。現在「フューチャーランナーズ」の英語校正を担当。エンタメを利用して英語を学ぼうと、洋楽のバンド活動にいそしむ。

ガチャピンとムックガチャピンとムック

(C)ガチャムク

多様性を受け入れるためには先入観を捨てて、1人1人に向き合うことが大切なんだね。やっぱり性別関係なくみんなで明るい未来にしたいもんね。

LESSON
POINT
3

発音しよう

  • ・Stereotype
  • ・There's a certain stereotype image of female athletes.
  • (女性アスリートに対して特定の固定概念が存在している)
鈴木 唯

鈴木 唯

フジテレビアナウンサー
早稲田大学国際教養学部卒業。中高はオール英語のコースを選択し、米国ワシントン大学への留学経験あり。
モットーは「やらない後悔よりやる後悔」。
英語好きを仕事に生かし、ハリウッドセレブや海外アスリートの取材を担当している。大好きなレオナルド・ディカプリオもインタビュー済み。実はゲーム好き。

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