サステナ 英語レッスン

2021 Voice of Youth Empowerment サステナ英語プレゼンテーションチャレンジ

サステナ英語って何?

17のゴールとは

Murals for Inclusive Society

壁画アートで未来を彩る

すべての人に健康と福祉を 住み続けられるまちづくりを

LESSON
POINT
1

誰でも受け入れる社会を作ろう

番組中のキーワード 誰でも受け入れる/inclusive

主人公は、福祉施設や商店などの壁に絵を描く壁画師です。壁画はmural(ミュラル)といい、壁画師(壁画家)はmuralist(ミュラリストゥ)です。
視覚障がいの方も絵を描けるように、主人公はある工夫を施しました。

香りの違いから色を想像することができるんです
⇒Each paint has a different scent to tell them apart.
*paint(絵の具/ペイントゥ)、scent(香り/セントゥ)、tell~apart(~を識別する/テル・アパートゥ)

絵の具に香りをつけ、どんな色かがイメージできれば、いろいろな色が壁画に反映されますね。
このように「誰でも参加できる」、「誰でも受け入れる」ことが、SDGs活動の根底に流れる願いです。今回のキーワードinclusive(インクルースィヴ)でそれを表現できます。放送回のタイトルは「共生社会で壁画を彩る」でした。共生社会=あらゆる人々が参加する社会のことはan inclusive societyです。
障がいを持った生徒と持たない生徒が同じ場所で一緒に学ぶことを「統合教育」と呼びますが、それはinclusive educationと表現できます。

私たちがSDGsを進める上で、覚えておかなくてはいけない英語のキーワードは二つあります。
• Leave no one behind(誰も置き去りにしない、誰一人取り残さない)
• Inclusive(誰でも受け入れる、誰でも参加できる)
セットで覚えておきましょう!

LESSON
POINT
2

inclusiveには、「みんなで一緒に」の気持ちを持って

翻訳の肝

今回のテーマinclusiveの思いは、翻訳する際にもちゃんと出したいと思いました。
右手を失った女性が、道具の工夫とみんなの手助けで壁画を描きました。その感想をこう述べています。

人と絵を描くのが初めてなので、心が柔らかく、豊かになった
映像では二人で描いているのが分かるので、最初の文章はIt’s my first time to paint like this.と訳せますが、inclusive感=「みんなを受け入れている感」が出ていません。そこで、こう訳しました。
⇒It’s my first time to paint together, I feel happy.

一緒にやっていることが、どんな人でも受け入れて、誰でも参加できていることを表しています。たった1語、togetherというシンプルな単語を加えることによって、大切な思いを伝えることが出来るのです。

Togetherness(一体感/トゥゲザネス)、SDGsにも脈々と活かされて欲しいですね。

アートは本来、誰でも参加できるものだよね。世界遺産であるラスコーの洞窟壁画を例に出すまでもなく、人類の有史時代以前からアートは存在している。アートは日常の営みであり、人間の本能じゃないかな。
人々の暮らしや経済活動、アートがばらばらに存在しているのではなく、すべてが繋がってみんなが参加している社会inclusive societyになって欲しいね。

サステナティーチャーサステナティーチャー

サステナティーチャー

フジテレビで5年間、LA駐在を経験。現在「フューチャーランナーズ」の英語校正を担当。エンタメを利用して英語を学ぼうと、洋楽のバンド活動にいそしむ。

ガチャピンとムックガチャピンとムック

(C)ガチャムク

わたくし、音楽をやってるんですが、実はアートにも造形が深いのですぞ~。アートのない生活なんて想像できないですな。町で音楽が流れてると心が弾みますし、家の中に絵が1枚あるだけで心が和みます。みんなで町中に絵を描けば、町をより好きになって、ずっーとその町に住みたくなりますぞ。
アーティストとして、わたくし思ったんですが、絵を描くことは「未来を描く」ことではないですかな。

LESSON
POINT
3

発音しよう

  • ・Inclusive
  • ・An inclusive society.
  • (みんなが参加する社会)
鈴木 唯

鈴木 唯

フジテレビアナウンサー
早稲田大学国際教養学部卒業。中高はオール英語のコースを選択し、米国ワシントン大学への留学経験あり。
モットーは「やらない後悔よりやる後悔」。
英語好きを仕事に生かし、ハリウッドセレブや海外アスリートの取材を担当している。大好きなレオナルド・ディカプリオもインタビュー済み。実はゲーム好き。