サステナ 英語レッスン

2021 Voice of Youth Empowerment サステナ英語プレゼンテーションチャレンジ

サステナ英語って何?

17のゴールとは

A World Without Borders

「障壁」を取り除く

人や国の不平等をなくそう

LESSON
POINT
1

わずらわしさを解消する

番組中のキーワード 国境なし/no borders

入国管理局でビザの申請や更新書類をチェックする仕事に就いていた主人公は、毎日長蛇の列ができる原因に注目しました。

多い時は100枚以上に及ぶ膨大な書類や、外国人にわかりづらい問いなどで、ほぼ全ての案件にミスがあり、混雑の原因になっていました
⇒Sometimes forms have more than 100 pages,
 or questions are difficult for foreigners.
 Most of the form were incomplete and caused delays in processing.
*incomplete(不完全な/インコムプリートゥ)、delay(遅延/ディレイ)、process(処理する/プロセス)

申請書類などはただでさえ複雑な文章を使っていたり、目を通す必要がある量も多く、まして外国籍の方には「言葉の壁」=language barrierがあります。

ある企業の担当者は、主人公が開発したサービスを利用した理由をこう言っています。
新規にビザを申請しなくてはいけなくなって、どうやったらいいかわからない状態になって
⇒We had no clue how to apply for a new visa.
*clue(手がかり/クルー)

no clueとは、ヒントも何もなくて全く分からないことを意味します。noは形容詞で「少しの~もない・決して~ない」という、次にくる言葉を打ち消すニュアンスがあります。

主人公の「国籍や言語による障壁を取り除き、誰もが自分たちが望む場所で生活するためのサポートをしたい」という気持ちも、同じnoを使った今回のキーワードno borders(国境・境界線がない)に表れています。

『世界から国境をなくす』という所なんですね。
生まれる場所は決めれないけれども、生活できる場所は後からいつでも決めることができる。
そこを自由に選択できるような世の中を実現したいと思っています

⇒I want the world to have no borders.
 You can’t choose where you are born, but you can always choose where to live.
 I want there to be no restrictions in peoples’ choices.
*border(国境・境界線/ボァダァ)、restriction(制限/リストリクション)

no boarders(国境をなくす)や、no restrictions(制限をなくす)で、人々が生きる場所を自由に選択できる世界を目指してサポートしたいという主人公の強い意志を感じますね。

LESSON
POINT
2

ユニバーサルデザインという概念

翻訳の肝

番組ではアプリについてこう説明しています。
専用サイトに基本情報だけ入力すれば、自動的にミスがない書類が出来上がり、プリントアウトして入管に持っていけばOKです
⇒The basic information that the users input will be auto-filled correctly.
 All they have to do is print and bring the form to immigration.

「彼らは~さえすればいい」をall they have to do is ~で表現しています。
複雑なビザ申請システムなどにおいて、「これだけやっておけば大丈夫」というシンプルな方法は、物理的・精神的なハードルをなくしてくれます。

このような国籍の違いや年齢、性別を含め、「あらゆる人に利用しやすいデザイン」のことをuniversal design (ユニバーサルデザイン)と言います。バリアフリーが障害を持つ人を対象にしたデザインということに対し、universal(普遍的な・万人の・誰もが使っている)が意味している通り、障害の有無も含めたすべての人が対象になっており、米国ノースカロライナ州立大学のロナルド・メイス氏が提唱し、普及した概念です。

Goal 10は人や国の不平等をなくすことを掲げているよね。誰も取り残さない社会、leave no one behindにはユニバーサルデザインの概念は大切だと思う。テクノロジーが発達しても、国籍や言語、年齢などのせいで、その豊かさを享受できアクセスできる人が制限されてしまうのはよくないからね。no bordersには国境もだけど、そういう人々のアクセシビリティの境界線も取っ払う意味も含まれていると思うよ。

サステナティーチャーサステナティーチャー

サステナティーチャー

フジテレビで5年間、LA駐在を経験。現在「フューチャーランナーズ」の英語校正を担当。エンタメを利用して英語を学ぼうと、洋楽のバンド活動にいそしむ。

ガチャピンとムックガチャピンとムック

(C)ガチャムク

わたくし、いろんな国の人と仲良くなりたいですから、壁は作りたくないですな~ 言葉の壁はありますが、相手を思いやる気持ちがあれば、なんとかなると思いますぞ。やっぱり、All you need is love♪

LESSON
POINT
3

発音しよう

  • ・No borders
  • ・I want the world to have no borders.
  • (世界から国境をなくしたい)
鈴木 唯

鈴木 唯

フジテレビアナウンサー
早稲田大学国際教養学部卒業。中高はオール英語のコースを選択し、米国ワシントン大学への留学経験あり。
モットーは「やらない後悔よりやる後悔」。
英語好きを仕事に生かし、ハリウッドセレブや海外アスリートの取材を担当している。大好きなレオナルド・ディカプリオもインタビュー済み。実はゲーム好き。