サステナ 英語レッスン

2021 Voice of Youth Empowerment サステナ英語プレゼンテーションチャレンジ

サステナ英語って何?

17のゴールとは

Earth-Friendly Container

地球にやさしい 日本古来の食品容器

つくる責任 つかう責任 海の豊かさを守ろう

LESSON
POINT
1

使い捨てるものこそ自然素材で

番組中のキーワード 使い捨てできる/disposable

プラスチックごみに覆われる海を、昔のようなきれいな海に戻したい。少年時代をインドネシアで過ごした主人公は会社を起しました。

10年間勤めた証券会社を辞め、木製の使い捨て容器を製造・販売する会社カユーパッケージを設立しました
⇒He quit a securities company after ten years and established Kayu Package, a disposable wooden container company.
*quit(やめる/クウィトゥ)、securities(証券/スィキュリティズ)、disposable(使い捨てできる/ディスポウザブル)、wooden(木製の/ウッドゥン)、container(容器/コンテイナ)、カユーはインドネシア語で木を意味する

今回のキーワードDisposable。「処分する」という動詞disposeの形容詞形です。まず動詞disposeから見ていきます。分解すると、「離れて」を意味する接頭辞dis + pos「置く」 ⇒ 離れたところに置く ⇒ 「処分する」になりました。disposeに「~できる」という接尾辞ableをつけて形容詞になり、「使い捨てできる、簡単に処分できる」という意味になります。
名詞形のdisposal(処分、廃棄/ディスポウザル)はwaste disposal(ごみ処理)という風に使えます。

「使い捨てカメラ」はdisposable cameraと言いますが、プラスチックでできた部分もあるのでそのまま捨てないように注意が必要ですね。

またdisposableには「自由に使える」という意味もあります。これを使った表現disposable incomeは、個人の家計収入から税金や社会保険料などを差し引いた収入のことで「可処分所得」と言われます。いわゆる手取りの収入のことです。

主人公が木で作ろうと思いついたきっかけは、日本で古くから使われている「折箱」でした。こう語っています。
昔の日本のお弁当の文化って何で食べていたかというと、『折箱』というのがあるわけなんです
⇒The Japanese have an age-old culture of portable meals. They used oribako as lunch boxes.
*age-old(昔からある/エイジ・オウルドゥ)、portable(携帯用の/ポータブル)、lunch box(弁当箱/ランチ・ボクス)

6世紀に中国から伝わったと言われている折箱は、経木と呼ばれる薄い木の板を折り曲げて作られた木箱で、食品の保管や移送を目的とした日本独自の食品容器です。

そして折箱には木材の持つ抗菌効果と調湿効果があり、使用後に堆肥化できるという環境に優しい製品です。
使い捨てるものだからこそ、自然の素材で作りたい
「使い捨て容器は自然の素材で作られるのが一番よい」という風に訳しました。
⇒Disposable containers are best made of natural materials.
*material(材料/マティアリアル)

ここで最後に、今回のキーワードに関連して便利なイディオムを紹介しておきます。
*I am at your disposal.
「私はあなたにとって自由に使えます」 ⇒ 「何でもお申しつけ下さい」という意味です。ビジネスメールなどの末尾によく「何かあればいつでもご連絡下さい」と書きますが、まさにI am at your disposal for any questions と表せます。

LESSON
POINT
2

英語的思考に欠かせないパラフレーズ(言い換え)をマスターしよう

翻訳の肝

プラごみ問題の難しさを主人公はこう語っています。

どこから発生しても、どこにでも流れるというのがプラスチックごみの問題。残念ながら一か所の問題じゃないんですね
1行目で「プラスチックごみがどこで発生しても、どこにでも流れていくこと」を表します。2行目では、その日本語を分かりやすく言い換えた、「遍在する」を意味する1つの単語を使って訳しました。
⇒Plastic waste comes from anywhere and goes everywhere.
 Its sources are ubiquitous.

*source(もと、源/ソース)、ubiquitous(いたる所に存在する/ユビキタス)

これは“パラフレーズ(言い換え)”という手法で、元々の文・語句や一節を別の表現に言い換えて、分かりやすく伝えるものです。同じ単語の繰り返しを避ける言語である英語では、パラフレーズに強くなっておくと、プレゼンでの説得力や表現力が格段にアップします。

ここで使ったubiquitousはラテン語で「遍在」を表すubiqueに由来します。簡単に言うと、「どこにでもある、あちこちで目(耳)にする」という意味です。プラごみは家庭、職場、公共の場所、どんなところにも溢れています。問題の本質は、この単語一語で表されるのではないでしょうか。
*Plastic containers are ubiquitous nowadays. プラスチック容器は今やどこにでもある。

因みにubiquitousは、2006年頃から「ユビキタス社会ubiquitous society」という言葉で広く使われていました。どこからでもインターネットにアクセスできる社会という意味ですが、今では死語に近いですね。ユビキタス社会から、より進化したIoT(Internet of Things)へ社会は変容しています。

今、「どんな作られ方をしたか」と由来が分かるモノを選ぶという価値観が世界中で広がっているよね。リサイクルやアップサイクルできるものを買うとか、捨てられると分かっているものは環境負荷がなく自然に還るような素材を使ったものにするとかね。
そういう製品を作るのが製造者の責任だけど、そういうものを使うのがわたしたち消費者の責任だよ。

サステナティーチャーサステナティーチャー

サステナティーチャー

フジテレビで5年間、LA駐在を経験。現在「フューチャーランナーズ」の英語校正を担当。エンタメを利用して英語を学ぼうと、洋楽のバンド活動にいそしむ。

ガチャピンとムックガチャピンとムック

(C)ガチャムク

モノを買うとき、手にしたものが「どこから来て、どこに行くのか」、自分で考えることが大事なんだね。みんなの意識が変われば、それがごみを減らすアクションにつながる。おぼえておこう!

LESSON
POINT
3

発音しよう

  • ・Disposable
  • ・He established a disposable wooden container company.
  • (彼は木製の使い捨て容器を製造・販売する会社を設立した)
鈴木 唯

鈴木 唯

フジテレビアナウンサー
早稲田大学国際教養学部卒業。中高はオール英語のコースを選択し、米国ワシントン大学への留学経験あり。
モットーは「やらない後悔よりやる後悔」。
英語好きを仕事に生かし、ハリウッドセレブや海外アスリートの取材を担当している。大好きなレオナルド・ディカプリオもインタビュー済み。実はゲーム好き。

前回のレッスンはこちら