サステナ 英語レッスン

2021 Voice of Youth Empowerment サステナ英語プレゼンテーションチャレンジ

サステナ英語って何?

17のゴールとは

Adopting Japanese Manners

ゴミの分別で環境改善

質の高い教育をみんなに 陸の豊かさも守ろう パートナーシップで目標を達成しよう

LESSON
POINT
1

他国のやり方を取り入れる

番組中のキーワード 導入する/adopt

主人公はゴミを分別する文化がない母国で、環境改善のために様々な事業を手掛けてきました。

スリランカでは、ごみの収集や処分場の整備が進まず、不法投棄による環境汚染が深刻です
⇒There, garbage collection and disposal sites are unorganized
 and illegal dumping is polluting the environment.

*garbage collection(ゴミの収集/ガーベジ・コレクション)、disposal site(ゴミ処分場/ディスポウザル・サイトゥ)、unorganized(組織化されていない/アンオーガナイズドゥ)、illegal dumping(不法投棄/イリーガル・ダムピング)、pollute (~を汚染する/ポリュートゥ)

その取り組みの1つがマンゴーの栽培です。そして、そこから得た収益を使って日本流の教育をする学校を作る計画を立てました。

残りの半分を売ったお金で、農村部に日本流の教育をする学校を作る計画です
⇒The rest is sold to build schools to teach Japanese ways.

ここで言っている「教育」とは、ゴミを分別するなど、日本では浸透しているマナーのことです。
今回の番組タイトルAdopting Japanese Manners(日本のマナーを導入する)は、このto teach Japanese ways(日本流を教える)を言い換えた表現です。

今回のキーワードadopt(導入する・採用する/アダプトゥ)は、「養子にする」という意味もありますが、複数ある選択肢の中から選ぶというニュアンスがあります。
スペルが似た単語にadapt(適応する)がありますね。意味の違いや使い方などはこちらを参考にどうぞ。
adoptとadaptの違いって?

名詞のadopterには「採用者」の意味があります。
新しい製品やサービスの市場での普及に関するマーケティング用語でearly adopterという使われ方をします。

アメリカの社会学者エベレット・M・ロジャースが提唱したイノベーター理論では、購買行動の早い順に消費者を以下の5つに分類しています。
*innovator(革新的採用者/イノヴェイタ)
*early adopter(初期採用者・新製品好き/アーリィ・アダプタ)
*early majority(前期追随者/アーリィ・マジョラティ)
*late majority(後期追随者/レイトゥ・マジョラティ)
*laggard(採用遅帯者/ラガードゥ)

early adopterはopinion leader(世論先導者/オピニオン・リーダ)とも呼ばれますが、SNS時代においては、一部のinfluencer(影響力を持つ情報発信者/インフルエンサ)もこれに当てはまるかもしれませんね。

LESSON
POINT
2

語感の捉え方は人それぞれ

翻訳の肝

こんなナレーションがあります。
本気で取り組んでるというのが説明からすごい伝わってきた

「本気で取り組む」は、形容詞serious(真面目な・本気の・本格的な/スィアリアス)を使って表現できます。
形容詞のままで使って、I could see how serious they are about it.
もしくはa serious effort(本気の取り組み)のように他の単語と組み合わせて名詞句を作り、
I could see how they’re making a serious effort.

または、もっとコンパクトに、I could see how they take it seriously.のように表現することもできますね。
これは、take~seriously(~を本気でとらえる)という「連語」を使っての表現です。
連語というのは、複数の単語が連結して1つの単語と似た働きをするものを指します。

ここで実際に番組で使われた字幕を見てみましょう。
本気で取り組んでるというのが説明からすごい伝わってきた
⇒I could see how committed they are.

committed(熱心に取り組む/カミティドゥ)という形容詞を使って、「本気で取り組む」を表現しています。
「約束する・責任を持つ」という意味の動詞commitから来ていることもあり、ある物事に対して真剣に取り組んでいることが伝わります。

このように、同じような意味を表現していても、1つの英単語を名詞や形容詞に変えたり、1つの言葉の解釈を広げて違う単語を当てはめることで、その文章が持つ語感は変わってくるものです。感じ方も人それぞれ。人の数ほど色々な表現方法があるので、言葉というのは本当に奥が深くて面白いですよね。

自分の国では当たり前だと思っていることも他国では新鮮に映ることもあるし、その逆もあるよね。技術や教育方法など、それぞれの国の文化や気候、国民性なども考慮して取り入れていったら、また違った発展をして、新しい技術やサービスに繋がっていくかもしれないよね。そういう意味でも、国同士で色んな協力をし合えるといいと思うよ。

サステナティーチャーサステナティーチャー

サステナティーチャー

フジテレビで5年間、LA駐在を経験。現在「フューチャーランナーズ」の英語校正を担当。エンタメを利用して英語を学ぼうと、洋楽のバンド活動にいそしむ。

ガチャピンとムックガチャピンとムック

(C)ガチャムク

ぼくも環境にいいこと、人にいいことは積極的に見習って自分にadopt(取り入れる)したいと思っているよ。SDGsも国同士が協力し合って、地球を良くするためにadopt(採択する)されたんだもんね。

LESSON
POINT
3

発音しよう

  • ・Adopt
  • ・Adopting Japanese manners.
  • (日本のマナーを取り入れる)
鈴木 唯

鈴木 唯

フジテレビアナウンサー
早稲田大学国際教養学部卒業。中高はオール英語のコースを選択し、米国ワシントン大学への留学経験あり。
モットーは「やらない後悔よりやる後悔」。
英語好きを仕事に生かし、ハリウッドセレブや海外アスリートの取材を担当している。大好きなレオナルド・ディカプリオもインタビュー済み。実はゲーム好き。